ブログの記事には起承転結を使わない方が良い理由とは?
が始まるのか、どんな背景があるのかなど、話を進める上で知らなければならない情報を含めた導入部分、「承」とは「起」を受けて「転」へ繋ぐための話の発展部分、「転」は話の最高潮、盛り上がりの部分、そして「結」は最終的な結末の部分となります。
確かに多くの物語や小説ではこのような構成になっているものがほとんどあり、これによって読者を惹きつける効果を発揮しているのですが、ことビジネス文書、レポートなどを作成する場合にはこの「起承転結」を使うことができません。
そもそも起承転結は詩や小説のための書き方です
思い出していただきたいのですが、起承転結とは元々漢詩から来ている概念。つまり詩や小説を書くことを前提としている構成方法です。
物語や小説の場合、先を読めない展開にワクワクし、話を読み勧めていくわけですが、ブログやレポートの場合はどうでしょう?
結論を先延ばしにするとブログは読まれない
読み手は先を読めないワクワク感を求めているのではなく、有益な情報を得ることを求めているため、文章の冒頭でどんな情報が得られるのかをあらかじめ知りたいと思っているのです。
「起承転結」の場合最後の「結」にたどり着くまで結論が分かりませんから、読者としては「コイツ、何が言いたいんだ?」と面倒になって読むのを辞めてしまうわけです。
ブログの構成は三段論法が書きやすい
従って、ブログやレポートに向いているのは「導入・本文・まとめ」の3段構成。導入部分の冒頭にあたるタイトルにその記事で伝えたいことを要約し、続く序論で読者を本文へと誘います。
本文部分は導入部分で提示した内容を具体的に説明し、何故その結論に至るかを示します。そして最後のまとめ部分で記事全体を総括し、タイトルの内容を繰り返すことで記事に一貫性をもたせるのです。